水質検査の結果

2019年3月29日分記事転載(アントレAfricaブログより)

どうも、Food for Future Plcの竹重です。

そういえば、先日実施した、水質検査の結果ですが、首都のアディスアベバにある南ア資本の検査機関にサンプルを持ち込んでからおよそ2週間ほどで結果が出ました。

水の検査機関。 なかなかしっかりしている模様。

結論から申し上げると、重金属類等の検出はなく、大腸菌などの細菌類を処理すれば、食品加工用に用いることが可能であるという結果が出ました!

やったね!!!

リフトバレー地域のフッ素水問題

さて、ちなみにこの水の検査機関ですが、残念ながらフッ素の検査項目には対応していませんでした。

実は、このフッ素ですが、エチオピアを含むリフトバレー地域はフッ素の高濃度地帯として知られているようです。

実際にどのような害が人体にあるのかというと、目に見えてわかる点でいうと、斑状歯というものがあります。

歯に茶色い帯状のものができるという症状ですね。

この点から、基本的にその地域の住民の歯を見ればフッ素の濃度がある程度わかったりもするようです。

はい、話戻りますが、検査機関がフッ素の検査に対応していなかった点については、どうしたかというと、実は南部諸民族州の水事務所にJICAの青年海外協力隊の方が1名働いています。

その方にお願いしてフッ素については州の検査機関で調べてもらいましたが、こちらも問題がなかったです。

環境にも優しく。

とまぁ、検査結果が良好であった点、リフトバレー地域のフッ素の問題について今回は書いてみました。

フッ素については、歯磨き粉のイメージなどから結構害のないイメージをお持ちの方も多いようですが、フッ素を長期間飲料水などから摂取し続けると害が生じることもあり、気をつけないといけないですね。

さてさて、以前にも少し書いた通り、エチオピア国内でも水質・土壌汚染など一部地域で問題となるケースが出てきているようですが、きっちりと検査を行なって、地域の土壌、水を守りつつ、持続可能な事業計画で進めていきたいものですね。

今回は以上です。